出品規制・規制商品とは?初心者が知っておくべき注意点と回避方法

出品規制とは?

Amazonせどりを始めると、最初にぶつかる壁が「出品規制」です。
せっかく利益商品を見つけても、いざ出品しようとすると、
「出品申請が必要です」と表示されて出品できない——これが出品規制です。

この出品規制を知らずに出品してしまうと、
最悪の場合はアカウント停止やペナルティの対象になることもあるため注意が必要です。

出品規制は誰もが一度は経験する壁。
でも正しい知識を身につけておけば、事前に避けることができます。

目次

Amazonの出品規制が存在するわけ

なぜAmazonでは出品できる商品とできない商品があるのでしょうか?
その理由は、購入者やブランドを守るための「出品規制」が存在するからです。

「消費者保護」

購入者が安心して商品を選べるよう、食品や化粧品、医薬品などの安全性、品質基準が守られる環境づくりが目的です。

「Amazonというプラットフォームの信頼維持」

安全性を確保し、購入者からの信頼を落とさないために、正規品や正式なルートの商品だけが流通する仕組みを維持しています。

「法令の遵守」

酒類、医薬品、電子機器など、法的規制がある商品は資格や許認可の確認が必須となります。

「ブランド権利保護」

精巧な偽物や無許可の転売を防ぐことで、ブランドイメージの維持と権利者保護を実現しています。

Amazonはこの規制によって「顧客第一主義」と「市場の健全化」を両立し、消費者・ブランド・出品者それぞれに安心できる売買環境を提供しています。

Amazon出品規制の種類と特徴【初心者が注意すべき4タイプ】

Amazonの出品規制は、大きく分けて次の4つです。
どれも安全性・信頼性・ブランド保護のために設定されています。

  1. ブランド規制
     例:任天堂、Apple、SONY といった大手ブランド。偽物対策のため厳しい。
  2. カテゴリ規制
     例:食品・化粧品・医薬部外品・おもちゃ など、安全や法律が関わるジャンル。
  3. コンディション規制
     例:ベビー用品やカーナビなど、中古では出品できない商品。新品のみ可。
  4. 並行輸入品規制
     国内正規品以外はNGのケース。特にブランド品や化粧品は要注意。
sedorico

Amazonの出品規制は、
この4つだけじゃなくて、さらに細かい制限もあるんですよ!

先ほど紹介した4種類以外にも、Amazonにはさらに細かい規制やルールがあります。
特に以下のようなケースでは、商品やアカウントごとに制限がかかる場合があります。

出品禁止商品規制
明確にAmazonで販売を禁止されている商品(例:違法薬物、リコール品、危険ドラッグ、盗難品)などは、

カテゴリーやブランドに関係なく出品できません。

出品者の審査・アカウント規制

新規セラーや実績が少ないセラーに安全性や信頼性審査が適用され、一部カテゴリーやブランドでは実績を積むまで出品不可、または追加審査があります。

ブランドオーナーによる独自規制・相乗り規制

Amazonがブランド登録した商品で「相乗り(同一商品ページでの複数出品)」そのものを規制するケースが増えています。

サブカテゴリ・製品単位の細分化規制

大カテゴリだけでなく「特定のブランドの一部商品」「電源アダプタやリチウム電池付き家電など特定リスク製品」など、細かくカテゴリ内で規制が分かれています。

一時的・期間限定の規制(季節/イベントなどでの規制強化)

キャンペーン期間、一部新製品発売時のアクセス集中時など、期間限定で規制が強化される場合もあります。

Amazonの出品規制カテゴリー一覧【申請が必要なジャンルまとめ】

申請が必要なカテゴリー

カテゴリー注意点
食品・飲料賞味期限管理、食品衛生法への対応が必要
化粧品・ヘルスケア薬機法関連、成分表示など審査厳しめ
ドラッグストア(医薬部外品)医薬部外品は追加の許可が必要なケースあり
時計・ジュエリー偽物対策が厳しく、請求書提出が必須
ペット用品安全基準や輸入規制に注意
DVD・CDレンタル落ち、コピー商品は不可
ブランド衣類・ファッション小物ブランドごとに個別申請が必要
シューズ&バッグ特定ブランドは出品制限あり
ベビー&マタニティ安全基準が厳しく、中古出品NGのものも多い
家電製品(特定ブランド・電子機器)電安法・PSEマークが必要な場合あり
おもちゃ&ホビー一部ブランド(LEGOなど)は規制対象
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申請には 納品書や請求書 が必要です。
場合によっては 薬事法・安全基準の対応 が求められることもあります!

Amazonで申請不要なカテゴリー一覧【初心者がすぐに出品できるジャンル】

  • 書籍
  • 文房具・オフィス用品
  • ミュージック
  • ホーム&キッチン
  • DVD・ビデオ
  • TVゲーム
  • 楽器
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このあたりのジャンルからスタートすると安心です!
出品制限がほとんどなく、初心者でもすぐに販売を始められます。

申請不要なカテゴリーであっても、次のような商品は出品が禁止されています。
該当しやすいジャンルもあるので、仕入れ前にしっかり確認しておきましょう。

特別な規制・禁止商品

  • 酒類(酒税法の免許が必要)
  • 動物・動物由来商品
  • 通貨・現金同等品
  • リコール対象品・違法薬物

また近年は「ブランド単位の規制」も強化されており、アップルやナイキなどは個別申請が必要になるケースがあります。

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出品予定の商品が規制対象かどうかは、
必ず Amazonセラーセントラルのヘルプページ
セラーアプリで最新情報を確認してから仕入れましょう!

【Amazon出品制限の確認方法】セラーセントラルとアプリでチェックする手順

仕入れる前に、必ず商品の出品制限(規制)の有無を確認しましょう。
セラーセントラルやアプリを使えば、制限の有無を簡単にチェックできます。

✅ セラーセントラルでASIN検索 → 「出品申請が必要」と表示されるかを確認
✅ セラーアプリで商品をスキャン → 出品可否がその場でわかる

「出品許可を申請」「利用できません」と出た場合は出品規制対象となります。

パソコンでの確認方法

ログイン後 →カタログ→商品登録を選択

商品名やJAN・ASINコードを入力して検索

「このブランドには出品許可が必要です」と表示されている場合は出品規制対象です。

Amazon Sellerアプリ(スマートフォン)

アプリを開き、出品情報→商品登録から商品名やコードで検索

またはバーコードをスキャン

商品名やバーコードをスキャンし、「Requires Approval」「Request」表示があれば出品規制対象です。

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慣れないうちは「仕入れる前にアプリで確認」が鉄則です。
バーコードを読み取るだけで出品可否がすぐにわかります!
仕入れ前に数秒のチェックを習慣化すれば、出品制限によるトラブルを未然に防げます。

出品制限解除の方法

出品制限を解除するには、まずセラーセントラルの「商品登録」画面で対象商品を検索し、「出品許可申請」から手続きを行います。
主な解除方法は、次の3ステップに分けられます。

主な方法は次の通り

1. ワンクリックで解除できる場合もある(出品許可申請)

セラーセントラルの「商品登録」画面で制限対象の商品を検索し、「出品許可申請」ボタンをクリック。

条件を満たす場合、その場で即座に解除されることがあります。

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既に販売実績や信頼度があるアカウントで適用されやすい方法です

2. 請求書・販売証明書を提出して解除する方法

メーカーや卸業者発行の請求書(180日以内発行でアカウント情報一致、10点以上の購入証明など)や販売許可証を用意し、

セラーセントラルの申請フォームからこれらの書類をアップロードして申請

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審査に数日~数週間かかることもあり、書類に不備があると解除できないため、請求書の形式や内容を正確にチェックする必要があります

3. 販売実績を積んで信頼スコアを上げる

定期的に商品を販売しアカウントの評価を上げ、申請なしで制限を解除されるケースもあります。

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「中古本」「中古家電」など規制が少ないジャンルから始めるのがおすすめです。

注意点

出品制限の解除はあくまでAmazonの判断に依存するため、必ず保証されるものではありません。
焦らず、確実に販売実績を積みながら解除を目指していきましょう。

規制を避けるリサーチのコツ

出品規制を避けるためには、仕入れ前のリサーチがとても重要です。
Amazonの出品規制を避けるリサーチのコツは、
「規制を受けにくい商品やブランドを見極める」
「事前に制限の有無をチェックする」

この2点を意識することです。

Amazon Sellerアプリでバーコードスキャンして即チェック!

実店舗や仕入れ先で見つけた商品をその場でスキャンして出品可否を確認できます。

超有名ブランドより中小・独自ブランドを狙う!

任天堂やAppleなどの大手ブランドは偽物対策で制限が強いため、知名度は低いが固定ファンがいるブランドを狙う。

無名だけどレビュー評価が高い国内メーカー、ハンドメイド系ブランドなど。

Amazon公式ストアの有無を必ず確認する!

公式ストアがあるブランドは出品許可が厳しくなる傾向が強いので、避けるのが安全です。

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リサーチの段階で規制を避ける習慣をつけておくと、 仕入れ後のトラブルを防げます。

規制違反のリスク

出品規制を知らずに違反してしまうと、最悪の場合アカウント削除など取り返しのつかないリスクにつながります。
Amazonでは厳しい基準が設けられており、違反内容によっては「出品停止」や「アカウント停止」などのペナルティが課されます。

主なリスク

出品停止

一時的に特定の商品を販売できなくなる措置です。

商品情報の誤りや偽造品の販売、規制対象商品の無許可出品などが原因です。

アカウント停止

アカウント全体の出品・販売機能が一時的に停止されます。

これにより売上が途絶え、入金も保留されるため資金繰りに大きな影響が出ます。

アカウント削除(永久追放)

重度の違反や繰り返しの違反がある場合、Amazonから永久にアカウントが削除されます。

再登録ができない最も重い処分です

規制違反の具体例

以下のような行為はすべてAmazonの規約違反にあたります。
「知らなかった」では済まされないので注意しましょう。

  • 出品禁止商品(違法薬物、リコール品など)の出品
  • 商標権侵害(無許可でブランド名の使用)
  • 虚偽表示や不正確な商品説明
  • 法令違反となる商品や表示
  • 不適切な価格設定や画像利用
  • 偽造品や模倣品の販売
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一度アカウント停止になると、再開までに何週間もかかることがあります。
出品前に必ず「規約」と「出品可否」を確認しておきましょう!

まとめ

出品規制は「知らなかった」では済まされない重要なポイントです。

まずは、仕入れ前に必ずセラーアプリで出品可否を確認する習慣をつけましょう。

初心者は、出品制限が少ない

本・中古家電・メディア系ジャンルから始めるのが安全です。
経験を積んでから、ゲート解除やブランド品など少しずつステップアップしていけばOKです。

出品規制のルールを理解しておけば、Amazonせどりは安心して長く続けられます。
焦らず、自分のペースで“安全に出品できるジャンル”を増やしていきましょう。

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